タンスの衣類なら、入れたままで引越しOK?

タンスの中の衣類をわざわざダンボール箱に入れて荷作りしなくても、タンスそのものを毛布や緩衝材などで包み、そのまま運んでくれる、というサービスを展開している引越し業者が結構あります。

 

これって、とても手間が省けて効率的な最高のサービス・・・
と思えるのですが、実はリスクもあるものだということをご存知でしょうか。

 

「タンスを丸ごと梱包・運送」のリスク

タンスの中身を入れたまま運搬することの一体どこにリスクがあるのかというと・・・
ズバリ「タンスが傷みやすい」のです。

 

空になって軽い状態できちんと梱包されたタンスと比べると、衣類の重みの分だけ、
振動によるダメージが大きくなるのです。
ですから、多少のがたつきや、引き出しの底板のたわみなどが発生するリスクがあるというわけです。

 

「どうせこのタンスは安物だし、少々ガタがきても問題ない」というものなら丸ごと梱包を頼むのもいいですが、大切にしたいタンスであれば、やはり中身は空にしておくほうがいいですよ。

 

もちろん、「タンスの中身も入れたままでOK」と言っていない業者に対して、
無理に「中身を入れたままで運んで下さい」と頼むのは絶対にNGです。

 

タンスの中身は引き出しごとにまとめよう!

というわけで、タンスに荷物を入れたまま運ぶのは、タンスの傷みのリスクが激しくなってしまうのですが、
ではタンスの中身はどう整理すればいいのかというと。

 

ズバリ、「引き出し1段ごとにダンボール1箱を使う」という整理の仕方が、もっとも効率的です。
ダンボール箱には分かりやすいように「寝室チェストの○段目」などと記入しておくといいでしょう。

 

タンスそのものの荷作りはどうする?

では、中身を出してカラになったタンスそのものの荷作りはどうすればいいかというと、
これは基本的には引越し業者におまかせすればいいですが、できれば、
タンスをひもで強めにしばって、引き出しが飛び出さないようにしておくといいでしょう

 

たまに、引き出しの飛び出し防止のためにガムテープで引き出しを固定する人がいますが、これをやってしまうと、ガムテープをはがす際に塗装までめくれてしまうリスクが高いので、絶対にやってはいけませんよ。

 

あと、引き出しと言えば、「カギのついた引き出しがある」というタンスもありますが、引越し時は必ずカギを開けておきましょう。なぜかというと、運搬時の振動等の影響によって、カギの部分が壊れてしまう可能性もゼロではないからです。

 

カギを開けた状態であれば、たとえカギが壊れても、その部分の修理や交換は比較的簡単ですが、カギが閉まった状態で壊れてしまうと、その修理はかなりやっかいです。
最悪の場合、「引き出しそのものを壊さなければいけない」という状態にもなりかねませんので、そうしたリスクを回避するためにも、引き出しのカギは開けておきましょう。