一括見積もり後の訪問見積もりのポイント

引越し業者の一括見積もりサイトを利用して、出てきた概算見積もりを比較して、候補となる業者を数社に絞ったら、いよいよ実際に自宅に来てもらって、本格的な訪問見積もりをお願いする、という形になります。

ちなみに「訪問見積もり無しでも、即契約」
ということが可能なケースもあるのですが、これはおすすめできません

 

「サイトのフォーム入力項目にはなかった、追加料金の発生する作業」
「フォーム入力時の、荷物の量などの見誤り」などが理由で、
追加料金が必要となる可能性もありますからね。

 

業者に実際に訪問見積もりに来てもらい、どのくらいの量の、どんな荷物を運ぶのか、
ということを担当者にもきちんと確認してもらうほうが安全なのです。

 

しかし!この訪問見積もり「業者の言いなり、まかせっきり」ではいけません。
依頼者側にとっても、訪問見積もりは業者をしっかり見きわめるための絶好のチャンスなんですよ。

 

引越し業者を見極めるそれぞれのチェックポイント

訪問見積もり担当者の応対をチェックしよう!

まず大切なことは、訪問見積もりに来た担当者の接客応対がきちんとしているかどうか、というチェックです。「見積もり担当者が実際に引越し作業をするわけじゃないんだから、この人の応対を見ても仕方がない」と思われるかもしれませんが、これは、その引越し業者の社員教育のレベルをある程度知るのには十分役立ちます。

 

横柄・傲慢・強引な態度をとるような人に、見積もり担当をやらせているような業者に、
ろくなところはありませんよ

 

出された見積もりそのものもよくチェックしよう!

訪問見積もりに来てもらったら、いよいよ本格的な見積もりが出されるわけですが、
この「見積書の内容」も、業者を見分ける大きなポイントです。

 

「引越し作業一式○○円」などとざっくり書かれているような見積もりは絶対にダメです。

 

どの作業に、どういう金額が配分されているのかがそれなりに分かる見積もりを出してくれる業者でないとダメですよ。もちろん「この作業はお客様が、この作業はうち(引越し業者)がやる」という、項目に応じた作業分担の確認欄もあるかどうか、必ずチェックしておきましょう。

 

また、見積もりの裏に印刷されている「約款」についても目を通しておきましょう。(約款は見積もりとは別の用紙で渡されることもあります。)

引越し業者に関する約款として「標準引越運送約款」というものがあるのですが、
そこにはこうした趣旨の記述が含まれています。

 

@キャンセル料は引越し前日なら10%、当日なら20%まで。
A引越し作業で発生したキズや破損に対する補償は、引越し終了日から3ヶ月以内までに引越し業者に通知すれば補償が受けられる。

 

標準約款ではこのような趣旨になっているのですが、引越し業者によっては、「キズや破損の補償は1週間以内」など、業者側に有利な形の独自約款を作ってしまっているところもあります。

 

利用者にとって有利な約款に変えているのならともかく、
標準約款よりも業者に有利になるようにしているところは、やはり避けたほうがいいでしょう。

作業員の人数も確認しておこう!

訪問見積もりの比較で意外と見逃されがちなのが、「作業員の人数確認」です。
作業員の人数は、業者によって、それこそ「何とか引越しができるギリギリの最少人数」から、
「多少の余裕を持てる人数」まで差があります。

 

他社に比べて、あまりにも人数をケチっているな・・・と思えるような業者は要注意ですよ
少なすぎる人数ではどうしても作業員にも疲れが出て、ミスが出てしまいやすいのです。
引越し作業に安さだけを求め、安全性・確実性を軽視してしまうのは、良くありませんよ。

 

訪問見積もり依頼でやってはいけないこと

「訪問見積もりをしてもらう引越し業者が3社あるから、3社すべてに、同じ日・同じ時間に来てもらおう。そうすれば値段の叩き合いになるだろうから絶対に安くできる」と思う人がいますが、
これは実は、やってはいけないことなんです。

 

なぜやってはいけないのか、というと、まずひとつは「同時に競合他社を引き合わせて目の前で値段の叩き合いをさせる」ということ自体が非常に人間として失礼なマナー違反であるということ。

 

そして、こうしたやり方をしてはいけない理由は、もうひとつあります。実はこうしたやり方は、依頼者にもデメリットが大きい部分もあるのです。

 

どういうことかというと・・・同じ場に競合他社の担当者がいる状態では、それぞれの担当者に「自社のノウハウや価格を他社に知られたくない」という意識がどうしても働き、依頼者に対して質問や説明がしづらい、という状況になってしまうのです。

 

ですからせっかく訪問見積もりに来てもらっても、じっくり相談したり交渉することが難しくなる、というわけですね。